予算を設定するには

マイホーム購入時の予算の設定は大切です。この予算の設定を誤ると後で生活費や資金繰りが苦しくなるのは目に見えております。なので住宅ローンの契約をする前にしっかりと予算の設定を練りましょう！

まず住宅ローンを組む場合、どれくらいの頭金を用意する必要があるかというのが大事です。

また月々の返済額がどれくらいになるかも予め把握しておかなければなりません。

最近では住宅ローンのサービスの中にもマイホーム購入価格の全額をローンで借りる事ができるいわゆるフルローンの利用も可能ですが出来る事ならこれは避けたいところですね。

最低限でもマイホーム購入価格の８割をローンにして残りの２割は頭金として用意したいところです。

これはマイホーム購入のリスク管理でもあります。安全な資金管理を疎かにして勢いあまって全額をフルローンにしてしまうと、後で支払や生活費、資金繰りが厳しくなるのは火を見るより明らかです。リスク管理をしっかり行って住宅ローンを組みましょう。

あと、マイホーム購入には、その他もろもろの諸経費がかかることも忘れてはいけません。例えば火災保険や地震保険、税金などの費用があります。

これらの費用の目安の計算方法ですがマイホーム購入価格のおよそ５％～１０％はかかると見ておきましょう。

あと見落としやすい点ですが、マイホーム購入の諸費用は新築住宅よりも中古住宅の方が高いのです。意外かと思いますがこれは事実です。


さて、これらの諸費用を考えてマイホーム購入を考えると、頭金と諸費用などの現金は物件購入価格の25％～30％は必要ということです。

例えば、4000万円のマンションを購入する場合頭金を20％用意します。
その時必要な現金が800万円です。

それに加えて5％の諸費用200万円が必要ですので合計1000万円の現金が必要になるのです。


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返済計画とボーナス払いの注意点

マイホームの購入を検討する場合、まず住宅ローンでいくら借りれるのかが大切になります。

そしてその住宅ローンを利用して何年で返済するかの返済計画も大切です。住宅ローンを利用すれば当然金利もかかりますので、その金利を加えた金額を返済します。

住宅ローンでは返済期間が長くて、金利が低くて、借入金額が少ないほど毎月の返済金額が少なくて済みます。

具体的な例をあげてみましょう。

住宅ローンで1000万円を金利3％で借りたとしましょう。
10年の返済期間なら毎月の返済金額は10万円位と結構ハードです。

一方、30年の返済期間なら毎月の返済金額は4万円程度とソフトになります。しかし返済期間が長くなれば長くなるほど全体の返済金額が増えてしまいます。

先ほどの例では、返済期間が10年の場合は返済合計金額が1160万円ですが、30年の場合は返済合計金額が1520万円になってしまいます。

その点を考慮し納得の上で住宅ローンの返済期間を設定しなくてはいけません。

あと住宅ローンの返済期間と定年退職の関係も把握しておきましょう。
最近では定年も60歳となっているので少なくとも60歳までに住宅ローンの返済ができるように住宅ローンの返済期間を設定することです。

注意する点は「ボーナス払い」です。

ボーナス払いを有効に使って毎月の返済金額を抑えるという考えを持つ人が多いですが、会社のボーナスは極めて不安定な収入です。

景気の変動によりいつボーナスをカットされるかわからないのが現代の企業です。

ボーナス払いをあてにして毎月の住宅ローンの返済金額を設定する人が多いですが、万が一のボーナスカットの事態に備えてそれはやらない方が最近では無難ではないでしょうか。

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