住宅ローンの金利推移について

日本では住宅ローンでお金を借りるという仕組みは、かなり昔からありました。

しかし、現在の日本の住宅ローン制度のようにきっちりとした制度が整備されて金利がしっかりと整備されたのは実は１９８０年代に入ってからであります

昔は少し敷居が高かった住宅ローンも今では銀行や信用金庫などがサービスを充実させているので一般の庶民でも借りやすくなりました。

一般庶民でも借りやすくなった住宅ローンですが借りやすくなった一番大きな理由は金利の低下でしょうか。

１９８０年～２０００年までにずっと金利が低下しております。

その後、１９９０年代になりバブル経済が崩壊すると同時に金利が最高９％という驚くべき高金利になりましたが、日銀が景気対策の為に金利のコントロールを行い再び少しずつ金利が低くなっていき落ち着きを取り戻しました。


そして１９９５年頃には４～５％、２０００年頃には２～３％のレベルまで下げ利ました。

その後２０００年から現在にかけて２～３％という低水準の金利で住宅ローンが利用できるようになりました。

さて、現在の住宅ローンの金利は銀行や公庫、ノンバンクなど、それぞれ貸付条件がが異なりますが金利に関してはほとんど変わらないのが現実です。

また金利の推移も同時期に上昇し、同時期に下降します。

なぜそのようになるかと言いますと日銀が金利をコントロールしているからそうなっているのです。

従って住宅ローンの金利は日銀が政策金利という制度を利用しコントロールしてるわけです。

金利の推移のパターンは上がる時はグンッと上げて下がる時はユッタリと下がるような感じですね。


尚、先程も書きましたが住宅ローンの金利は銀行も公庫もノンバンクもそれほど変わりがありませんので少しでも確実に借りたい方は審査の甘い住宅ローンをお勧めします。


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公的融資について

住宅ローンの金利の推移はほとんどすべての融資期間で同じ動きをするものであります。

しかし全ての融資機関がピッタリと連動いているとは限りません。

大まかな金利推移が連動しているわけであって細かい部分は必ずしも連動しているわけではないのです。

なのでAという融資期間の金利が下がったからといってBという融資期間の金利が下がるわけではないのです。

したがって住宅ローンの金利を知りたい方は大まかな金利推移のみながらず、それぞれの金融機関の特徴を知っておきましょう！

では最も我々に身近な存在である公的機関の融資について解説します。

細かい話になりますが公的融資は厳密には「住宅ローン」のサービスを行っているわけではありません。

「住宅融資」というサービスを行っている機関なのです。

その代表が「公庫融資」で住宅金融公庫という組織が融資を行っております。
これが一番知名度の高い融資サービスといえます。

公庫融資の特徴として金利が低い点と固定金利で変動が無い点ですね。
その為非常に返済が楽で一番人気の住宅融資サービスといえます。

また他にも「財形住宅融資」と呼ばれるローンもあります。
公庫融資の中では比較的条件が緩く間口が広いのがメリットです。

しかし財形住宅融資は変動金利の為、返済額が確実に決定できるわけではりません。

他にも「自治体融資」や「都市機構の割賦払い制度」などの独特の公的融資があります。

これらは母体が自治体や独立行政法人都市再生機構になっているので地方色が強い公的融資ですね。

なので時として公庫融資などより金利が低い場合があります。


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